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学科 社会学科
年度 2016
ゼミ名 鵜飼 孝造
タイトル 化粧の魅力:女子大生の化粧行動への意識
内容 この論文は歴史やアンケート、インタビューから化粧を施す目的意識の推移や化粧の魅力について調べ、述べられたものである。化粧は最初、呪術的な意味で用いられており徐々にそれが儀式や伝統となっていく。そして文明開化や女性の社会進出など社会背景が変わることで化粧を施す目的は、「おしゃれを楽しむもの」や「社会に出るもののマナー」に変化していく。それは現代の女性の化粧への意識と同じであると調査からわかった。現代の女子大生は自分に自信を付け、自分らしさを表現するためや自分のコンプレックスを隠すために化粧をしている。また、化粧の過程で自分のコンプレックスを隠すことを最も重視していることがわかった。そしてSNSをしている人ほど他人や流行を意識して着飾り、SNSをしていない人は着飾ること自体に関心がないことが明らかになった。この研究からどんな時代でも化粧は女性にとって必要不可欠なものであり、女性は常に「美しくありたい」という思いを持っていることがわかった。そして「自分に自信をつけるため」に施されている化粧というものは、外面だけでなく内面までもその人を輝かせる魅力を持っているのだろう
講評 なぜ女性は化粧をするのか、調査を重ねた結果、自分のコンプレックスを隠すためという理由が最も大きかったことをこの論文は実証している。同時にソーシャルメディアの拡大によって、そこから生まれるリアルな社交やイメージ形成のためにも化粧の重要性が高まっているとの指摘は大変興味深いと思う。
キーワード1 化粧
キーワード2 自分らしさ
キーワード3 魅力
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