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学科 | 社会学科 |
年度 | 2016 |
ゼミ名 | 鵜飼 孝造 |
タイトル | たばこの現在とその展望 |
内容 | 現代は禁煙や分煙の潮流が推し進められ、昭和41年には成人男性は83%と非常に高かった平均喫煙率が、現在では29.7%とピーク時よりも50%も低くなっており、喫煙者にとって非常に肩身の狭い状況になっている。一言に「たばこ」と言っても、単なる嗜好品としてだけでなく、社会にもたらす経済効果や文化の形成、たばこがこれまでたどってきた歴史などたばこについて様々な分野でたばこは存在してきた。たばこはその長い歴史の中で、政治や風俗、風習、風土にあった形に変化し、歴史の変遷を反映してきた。そして、いずれの時代、社会においても、喫煙に起因した否定的価値と、肯定的価値の両方を見出すことができる。現代社会の複雑化と同時に、喫煙の社会的機能やその役割も変化を始めているようである。そこで、様々な観点からたばこの現状を理解し、その上で将来性を考えることで、たばこの担う役割や現在の社会では嫌われつつあるたばこの展望について考察していく。 |
講評 | 著者が指摘するまでもなく、社会における言説は圧倒的に喫煙に否定的である。しかし、歴史的な経緯を踏まえるならば、喫煙には肯定的な価値もある。電子たばこなど近年の新たな形のたばこに事例に著者は踏み込んでいるが、ここをさらに掘り下げるとなお良かったと思う。 |
キーワード1 | 喫煙率 |
キーワード2 | 喫煙の社会的機能 |
キーワード3 | 将来性 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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