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学科 社会学科
年度 2016
ゼミ名 鵜飼 孝造
タイトル 大学生の恋愛の実態と異性に感じる魅力について
内容 人を好きになること、とりわけ恋愛は人間関係の中でもとくに興味・関心の高い現象だ。現代の日本では20歳の時点で女性の7割強、男性の8割弱に彼氏・彼女がいないというデータが出ている(オーネット・2015年)。これに対し、バブル予兆期?最盛期と言われている82年、87年において、「交際相手なし」(18?34歳未婚)は、女性の35%、男性の43%であった(国立社会保障人口問題研究所・2010年)。恋愛結婚が多くの割合を占める現代において、大学生の恋愛は結婚にも大きく関わっているように思う。そこで私は、人が恋に落ちるまでのメカニズムや社会的に魅力的な人物像について先行研究を参考にして述べたうえで、現代の若者が恋愛をしなくなった社会的背景について考え、実際の同志社大学に通う大学生にアンケート調査、インタビューを行い、分析・考察をした。この論文を最後まで読み終える頃、現代の若者の恋愛や結婚に対して前向きな気持ちになって、恋愛や結婚をしたくなる若者が増えたらうれしく思う。
講評 大学生の恋愛について、前半で心理的な要因について述べ、後半では社会的な要因について、アンケート調査とインタビュー調査にもとづいて分析が行われている。地道なデータ分析にまず好感が持てた。その上で、社会的要因について、卒業後の社会人生活への不安、それゆえに在学中の恋愛は結婚とは別だという考えが支配的になり、他方で親子関係が近いことが恋愛にマイナスに働いていることもわかった。そのことはロールモデルとしての親夫婦のあり方とも関わり、特に専業主婦が多い親世代とそうしたくとも難しい子供世代のギャップが、結婚観を見えにくくしているとの知見は重要だと思われる。
キーワード1 大学生
キーワード2 恋愛
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