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学科 教育文化学科
年度 2016
ゼミ名 中川 吉晴
タイトル ウィルバーのインテグラル理論からみるエゴイズムとその克服
内容 本論文では、私たちの心に潜むエゴイズムをどのように乗り越えるかを問題設定とした。この問題を考えるに当たって、今回はケン・ウィルバーのインテグラル理論から考えていきたい。ウィルバーはアメリカの現代思想家で、インテグラル思想の提唱者として知られている。このインテグラル理論は、人間存在と宇宙の生成発展は根底においてつながっているという壮大なビジョンをもつ。インテグラルな実践を踏めば、私たちは自己の枠を越えて包括的な視野をもつことができ、エゴイズム克服に効果的である。
第1章で、エゴイズムが「社会」のコスモロジーから構築される過程を考察し、問題の全体像をつかんだうえ、第2章で「個人」の発達段階におけるエゴイズムを詳細に分析する。それらを踏まえ、第3章でインテグラルな教育というアプローチを用いて問題に取り組む。
講評 本研究は、エゴイズム克服の問題をケン・ウィルバーのインテグラル理論から考察した意欲的な論文である。ウィルバーのインテグラル理論を、その詳細にわたって理解したうえで、エゴイズム克服という難問に深くアプローチしている点で高く評価できる。
キーワード1 エゴイズム
キーワード2 インテグラル
キーワード3 コスモロジー
キーワード4 教育
キーワード5  
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