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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2016 |
ゼミ名 | 中川 吉晴 |
タイトル | 宮沢賢治の作品に見るコンパッションの精神 |
内容 | 本研究の主題は、宮沢賢治の作品における、コンパッション(慈悲)の思想について考察するというものである。「はじめに」では、コンパッションの現状と問題点について述べる。そして第1章では、なぜコンパッションの思想を広めるために、宮沢賢治を取り上げるかについて述べる。第2章では賢治がが法華経と出会う前と後で作品を分け、出会う前は「蜘蛛となめくじと狸」、出会った後は「グスコーブドリの伝記」や、「よだかの星」といった童話作品を分析する。第3章では主に詩集「春と修羅」、「アメニモマケズ手帳」の中の詩作品を分析する。本研究を通じて、宮沢賢治の作品がコンパッションの精神に基づいていることを示し、近年注目されているマインドフルネスを支える、コンパッションの精神をよりわかりやすくするための手段として、宮沢賢治の作品が適していることを示したい。 |
講評 | 本論文は、宮沢賢治の作品分析を通して、宮沢賢治におけるコンパッション(慈悲)の思想を解明している。先行研究をふまえ、さらに宮沢賢治の数多くの童話作品ならびに詩の詳細な分析を行ない、賢治の作品にみられるコンパッションの精神(自己犠牲と共生)を明らかにしている点で高く評価できるものである。 |
キーワード1 | 宮沢賢治 |
キーワード2 | コンパッション |
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