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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2016 |
ゼミ名 | 中川 吉晴 |
タイトル | 『ヨーガ・スートラ』における心と現代スピリチュアル文化との関連性 |
内容 | 現代、特に20代半ばから30代女性を中心に人気が広がるヨーガは、アーサナと呼ばれる身体的ポーズをとることがイメージされ、「身体」に対する効用とその実践に大きな目的が置かれている。一方、現代スピリチュアル文化の一躍を担うヨーガは、身体の働き以上に、「心」に目を向けて語られる。ヨーガがスピリチュアルな探求をもたらすのは、古典ヨーガ期から続くヨーガの教典『ヨーガ・スートラ』にその思想の原点がある。本論文では、『ヨーガ・スートラ』における心の理論に着目した。第1章では、ヨーガの起源と、ヨーガ思想の基盤であるサーンキャ哲学を読み解いていく。第2章では、『ヨーガ・スートラ』が述べる、心の働きを主眼に、「通常の心の状態」と「心が止滅した状態」を考察する。おわりには、現代スピリチュアル文化について解説を踏まえ、古典ヨーガ思想と、現代スピリチュアル文化とのつながりを考察する。 |
講評 | 本研究は、古典ヨーガの基本テキスト『ヨーガ・スートラ』における「心」の意味と、ヨーガが目的とする「心の止滅」について論じたものである。『ヨーガ・スートラ』の原典ならびに注釈書を読み解き、サーンキャ哲学についても論じている点が評価できる。 |
キーワード1 | ヨーガ |
キーワード2 | 『ヨーガ・スートラ』 |
キーワード3 | スピリチュアリティ |
キーワード4 | 心 |
キーワード5 | |
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