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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2016 |
ゼミ名 | 中川 吉晴 |
タイトル | 親鸞思想から考える現代の死の問題 |
内容 | 本研究は、浄土真宗の僧である親鸞聖人の思想に焦点をあて、それを死の看取りの実践と結び付けて考察する。前半では、彼の著書である『教行信証』と『浄土和讃』を読み解き、その死生観や救済観を研究する。親鸞の思想に関しては、数え切れないほどの先行研究と文献があり、それらの研究成果や考察を参考にしながら、自身の中で、親鸞の思想を理解することを目的とする。 さらに後半では、現代仏教の理念を掲げて行われている医療活動「ビハーラ」に着目し、仏教が現代にどう根付いているのか、私たちは仏教の力をどのように用いることができるのかを考察する。中でも、親鸞の思想がビハーラ活動の中にどう表れているのかということを、実際活動しているビハーラ僧や看護師、その他のスタッフの経験談や、ビハーラの提唱者によって書かれた文献から見出す。最終的に親鸞の思想と、ビハーラ活動の理念を比較し、類似点や相違点を考察することによって現代に生きる親鸞の思想を発見したい。 |
講評 | 本研究は、親鸞の『教行信証』や『浄土和讃』から、その死生観や救済観を読み取り、それを現代における死の看取りの実践であるビハーラと結びつけて考察したものである。そのなかで、親鸞の思想とビハーラの理念とのあいだの類似点だけでなく、違いを考察している点が評価できる。 |
キーワード1 | 親鸞 |
キーワード2 | 死生観 |
キーワード3 | 教行信証 |
キーワード4 | 浄土和讃 |
キーワード5 | ビハーラ |
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