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学科 教育文化学科
年度 2016
ゼミ名 中川 吉晴
タイトル 野口晴哉とアドラーの家庭教育
内容 本論文では、野口晴哉とアルフレッド・アドラーの二人の教育観や教育法を取り上げ、両者を比較し、教育方法を考察する。身体を専門としている教育者と心を専門としている教育者を取り上げることで、家庭教育には何が重要とされるのかを考察する。アドラーの勇気づけの教育では、親と子どもは「横の関係」であるため、子どもを叱らず褒めない教育をする。一方、野口の潜在意識教育では、親と子どもは「縦の関係」であるため、子どもを叱る、褒めるによって教育する。両者の異なった教育法を提案するのだが、子どもの自立心を育てることでは一致する。子どもに体験をさせ、それを乗り越える力をつけさせることが大切になる。日本の社会では野口の教育法のほうが家庭教育にはよいと考えられるが、アドラーの勇気づけも教育に取り入れていくべきである。そのため、私なりに新しい教育方法を提案していくこととする。
講評 本論文は、アドラーと野口晴哉の教育論を、家庭教育を中心に比較研究したものである。詳しい文献研究をふまえ、両者をそれぞれ「横の関係」と「縦の関係」として特徴づけ、現在の日本ではまだ野口の教育法が適切であると結論している。両者の教育論を大きく掴んで比較対照している点に独創性が見られる。
キーワード1 家庭教育
キーワード2 野口晴哉
キーワード3 アルフレッド・アドラー
キーワード4
キーワード5 勇気づけ
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