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学科 メディア学科
年度 2016
ゼミ名 竹内 幸絵
タイトル 中高生にみるSNSのこれからのあり方
内容 私は塾講師のアルバイトをしているために、中高生と接する機会が多く、私たち20代前半と中高生は全く異なるSNSの利用方法で、友達関係の形成に至っていることに気付き興味を持った。また、20代前半は「直接知り合う→SNSのアカウント交換」が一般的であるが、中高生はそれに加えて「SNSのアカウント交換→直接知り合う」という構図も存在する。本論文では、20代前半と中高生にインタビュー調査を行い比較して分析する。結果として、SNSのアカウントを教える基準が中高生は低くなっているために、中高生のSNSを通した人間関係の形成は、量的な広がりを目的としていると考えられる。しかし、中高生は私たちが利用しない様々な機能を駆使して、定期的に友達を整理しているために、20代前半と同じで、量的な広がりをもたらしているよりは、それ以上に質的な広がりをもたらす役割の方が強いと考えられる。
講評 20代前半という若い世代が、さらに若い10代が自分たちと異なっていることに気が付き、それを論文のテーマとしたいと考える。これは大学生のメディアの卒論としては極めて王道と言うことが出来るだろう。しかも彼の興味の対象はSNSの利用の在り方であった。デジタルネイティブと呼ばれる彼らの中にもある世代差への興味という確かな課題認識のもと、実際に10代にインタビュー調査を行った、新規性に富む論文である。調査と考察の結果、彼が導いたのは、入り口やその扱いは異なるものの、10代がSNSを利用する(アカウントを交換する)という行為の目的は10代も20代も同じであり、いずれも最終的には質的な意味のある人間関係(つながり)を求めている、という結果であった。彼の人柄が実現した10代へのインタビューは彼自身の卒業後の一歩にエールを送るものだと思う。
キーワード1 SNS
キーワード2 つながり
キーワード3 人間関係
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