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学科 | メディア学科 |
年度 | 2016 |
ゼミ名 | 竹内 幸絵 |
タイトル | ユニフォームスポンサーの歴史と発達 ~プロ野球を中心に~ |
内容 | 多くのスポーツ選手、チームが様々な企業とスポンサー契約を結んでいる。近年ではテニスの錦織圭が、ユニクロのロゴが入ったユニフォームを着てプレーしているシーンを、多くの人が目にしているだろう。このユニフォームに広告を貼付するスポンサー形態に着目したのが今回の卒論で、中でもプロとして長年人気を博してきたプロ野球に着目し、スポーツ界とスポンサーの関係の歴史を辿った。 プロ野球の人気がアマチュア以下で、野球で金を稼ぐということが卑しいとされた時代から、テレビの普及、そしてオリンピックをはじめとしたスポーツ界でアマチュア至上主義から脱却しようとした時代を経て、広告業界人の柔軟な発想や努力により、スポーツ界はスポンサーとともに発展を続ける。しかしプロ野球は、まったく違う形でのスポンサーシップを構築しており、戦時の資金難から知恵を振り絞ったなかでの「ライオン軍」は、世界的に見ても画期的なアイデアだった。現代スポーツ界の常識を、日本プロ野球の貧乏球団が戦時中に、世界に先駆けてとりいれていたことがわかった。 |
講評 | 現代のプロ野球のユニフォームに貼られたワッペンや、プロサッカーのスポンサーロゴは広告として本当に効果をあげているのか?このような、現代の若者にとっては既に常態化しているスポーツへのスポンサードとそのビジュアルへの興味から卒論テーマ探しがスタートした。当初は現代的なスポンサードに関して調査を進めたが、長い時間をかけて取り組む間に次第に歴史的な変化の過程へと興味が移行した。結局は戦時期にまで遡って文献を調査し、スポーツと企業との関係性を考察することとなった。学内スポーツ新聞の記者、編集者として活躍し、スポーツ観戦サークルも主宰した執筆者が、広告論を主体とする当ゼミで得た興味や知識をも盛り込んだ、彼らしい卒論となった。文章を書くことが好きな彼の将来に期待し心からエールを送る。 |
キーワード1 | スポーツ |
キーワード2 | スポーツスポンサー |
キーワード3 | ユニフォーム広告 |
キーワード4 | スポーツの商業化 |
キーワード5 | プロ野球 |
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