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学科 | メディア学科 |
年度 | 2016 |
ゼミ名 | 竹内 幸絵 |
タイトル | 容器入り飲料水から考察する日本人と水の関係 -湯水のごとくはミネラルウォーターにつながっている- |
内容 | 本論文では「日本におけるミネラルウォーター普及の要因」と「水のおいしさはどう意識されてきたか」を考察した。要因を検討するにあたり、まずこれまでの日本人と水の関わりを調査した結果、日本人と水の距離感、そして現在使われているような「湯水のごとく」の意味は誤用である可能性が高いことが判明した。更に過去の新聞記事中に出てくる、ミネラルウォーターに関する記事をまとめジャンル分けしていく中で、震災や日本人本来の国民性が普及の要因という結論に至った。また水のおいしさについても、新聞記事、アンケート、飲み比べを行った。アンケートではミネラルウォーターは現在の若者に十分普及しており、味と価格が選ばれる理由であった。飲み比べからは、これまで理解できなかった水の味の違いを私自身で感じれるようになった。日本にはミネラルウォーターを受け入れた要因がいくつか存在し、現在の生活になくてはならないものであるという結論に達している。 |
講評 | 「ペットボトル入りの水を買う」という興味から始まった研究は、水に対する日本の固有の文化に関する文献研究、水に関する4大新聞における記事の探索へと発展の後、水を買うという今日のペットボトル飲料の考察に帰着した。文化研究では当初考えていた「湯水のごとく」という言葉に表される「日本人は水を無制限に使う」という考えが、歴史を見ると浅いものであるという知見を得、新聞記事からは「水のおいしさ」への社会認識の変化を導いた。最終的には若者の水への意識調査アンケートも実施、自身での飲み比べにも着手し、「総合的な水研究」と呼べる大規模な論文を完成させた。自分の興味がどんどん広がっていくことに戸惑いながらも持ち前のガッツで気になったことを全て行い完走した。卒論執筆は文字通り体躯も声も大きい彼に似合う大きな仕事に取り組む充実した体験になったことだろう。 |
キーワード1 | ミネラルウォーター |
キーワード2 | 水文化 |
キーワード3 | 水のおいしさ |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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