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学科 | メディア学科 |
年度 | 2016 |
ゼミ名 | 竹内 幸絵 |
タイトル | 日本のサブカルチャー好きな中国の若者の生活実態と社会の動き |
内容 | 本論文は、日本のサブカル文化がどれだけ中国の若者の日常生活に影響を与えていたか検証してみた。そこからアニメ好きな人をメインに彼らの生活実態を調査した。また、中国のアニメ市場は日本のアニメ市場の状況とはかなり違っており、テレビよりネット配信がメインのメディアコンテンツになっていた。そこを狙って多くの日本のテレビ局が動き始め、日本のテレビ番組を中国の動画配信サイトで配信する。ネットでの動画配信による新しい視聴体験は日本のメディア社会にも新しいアイデアを出せたと思われる。今のテレビ離れと若者のネット依存度の高さでテレビ局は今後どう動くのかが重要である。 本論文はアンケート調査を利用し研究を進めていた。研究を通じて、中国のアニメ制作はどうやってそのクオリティーを上げるのかが一つ大きな課題である。そこには政策の支持とアニメ制作業界のシステム化が重要だと思われる。 |
講評 | 中国の学生の留学先はアメリカと日本が多いが、アメリカを選ぶ場合は親主導であるのに対し、日本を選ぶ人はアニメをはじめとしたカルチャーへの興味から学生本人が選ぶという。なぜそこまでサブカルチャー好きの中国人が多いのか、その生活実態を知りたい。これが研究の動機であった。中国版Twitterで拡散し、日本在住・非在住両方の中国の若者から得た500人分ものアンケートと、4人の友達からのインタビューという基礎資料は圧倒的で、そこからの考察も充実したものとなった。中国独自のサブカルチャー(1980-90年代)に関しても興味を広げて調査し、それが中国の若者に支持されない理由も検討した。多くの調査結果の中にはアニメが好きで来日したという本人にも意外な結果もあった。日中の若者文化の交流の一端を示す意義深い卒論となった。 |
キーワード1 | サブカルチャー |
キーワード2 | アニメ |
キーワード3 | 中国 |
キーワード4 | 消費観 |
キーワード5 | |
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