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学科 | 社会学科 |
年度 | 2016 |
ゼミ名 | 立木 茂雄 |
タイトル | ワーク・ライフ・バランスの決定要因 |
内容 | 2016年4月、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(通称・女性活躍推進法)が施行された。それ以前から、日本には、男女雇用機会均等法や男女共同参画社会基本法といった法律がある。しかし、現在でも、男女の雇用形態、労働時間、家庭時間に大きな差が見られる。この差をなくすこと、つまり、仕事と家庭(生活)の両立(ワーク・ライフ・バランス)の達成は、男女共同参画の実現に大きく関わってくる。 一方、差はなかなかなくならないが、人々の意識は変化しつつある。それはジェンダー・バイアスや固定的性別役割意識である。「男は仕事、女は家庭」という考え方に賛成する人の数は減少傾向にある。 では、なぜ、仕事と家庭では男女差が見られるのか。こうした意識は、これらの男女差に影響していないといえるのか。本稿では、ジェンダー・バイアスがワーク・ライフ・バランスに影響することはないのかを分析していく。 |
講評 | 尼崎市男女共同参画課が実施した1千票以上の社会調査データを用いて「職場・家庭・地域・個人の生活」の4つから、何を優先したいかを一対比較から尺度化し、これを規定する要因を、重回帰分析を用いて探りました。女性では、ワークライフバランスで地域を優先するのはボランティア活動に熱心に参加している人たちに特徴的に見られる、ジェンダーバイアスが高いと男性では仕事優先、女性では家庭優先になる、女性では労働時間が短いほど家庭や自分の生活優先になり、長いほど仕事優先になるといった傾向が確認できました。 |
キーワード1 | ワーク・ライフ・バランス |
キーワード2 | ジェンダー・バイアス |
キーワード3 | 男女共同参画 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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