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学科 社会学科
年度 2017
ゼミ名 森川 眞規雄
タイトル 地域と地元住民――天神橋筋商店街を事例に――
内容 現代社会が抱える様々な問題への対応として、地域の重要性に対する再認識が進んでいる。商店街とは本来、周辺に住む住民との関係の中で、人々の安らぎの場であった。しかし、企業の躍進によって商店街が衰退し、そのことが日本社会の崩壊や街の個性の喪失に繋がっている。こうしたことを踏まえると、まちづくりにおいて持続可能性の観点が重要になる。この観点を体現したのが観光まちづくりである。このまちづくりには地域の地元住民の存在が欠かせない。地元住民の地域に対する愛着が必要であり、また、地元住民の生活を守ることがまちづくりの成功に繋がるのである。しかし、都心回帰の影響で新しい地元住民が増え、地域に変化が起きている。天神橋筋商店街はそうした地域の1つであるが、古くからの地元住民の地域を愛する心を反映した取り組みが新しい地元住民を惹きつけている。このことから、今ではまだ観光客、部外者の感が強い新しい地元住民であるが、将来的には古くからの地元住民のように地域を支える存在になっていける可能性がある。
講評 旧来型の商店街と周辺地域の活性化について、大阪市・天神橋筋商店街を事例に考察したものである。旧来型の地域・商店街は大規模小売店の存在や新住民の嗜好の変化などによって活力を失いつつあることが多いが、筆者は天神橋筋商店街において、祭禮、寄席、イベントなどを接点として旧住民の取り組みが新住民をも引き入れ、新たな地域活性化の可能性を示しつつあることを論じている。関連文献を丁寧に読み込み、地域での観察と関連付け、説得力ある論文となっている。
キーワード1 地元住民
キーワード2 まちづくり
キーワード3 都心回帰
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