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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2008 |
ゼミ名 | 寺井 基博 |
タイトル | 日本企業のASEAN進出―市場拡大への戦略と決断 |
内容 | 今日、多くの日本企業が世界各地に生産拠点を移している。その目的は、①安価な労働力確保、②ASEAN諸国の経済発展が著しく、新たな市場としての期待があること、が主な理由である。日本企業がアジア諸国に進出することで、現地で多くの雇用を生み、経済発展に貢献したことは事実である。しかし、一方で皮肉にもそれにより、現地の伝統的産業が衰退し、また日本企業の24時間体制の工場稼動が現地の労働者の長時間労働、過労を引き起こしている現実も否めない。また、近年は、製造業だけでなく金融・サービス業の進出も多く、日系企業で働く労働者の処遇についても再考する必要がある。同時に、日本企業が急速に海外進出をした結果、日本国内では雇用の減少や下請け企業の再編・整理が表面化し、産業空洞化の問題も起きている。 本論文では、日本企業のASEAN諸国進出した背景、戦略、雇用の問題点、現状、今後の展望を論じる。さらにそれについて近年、著しい経済発展を遂げているマレーシア一国の事例を取り上げ詳しく論述する。 |
講評 | いずれの卒業論文も、先行研究を踏まえながら論文の形式に則って書かれている。各自が関心のあるテーマに取り組んだこともあり、自らの考えが書き込まれているものが多い。ただ、残念なこととして、ほとんどの論文が先行研究によって設定されたテーマを踏襲している点が挙げられる。これは、先行研究の読み込みが不十分なため、独自の問題意識形成に至らなかったためとみられる。 |
キーワード1 | 日本企業 |
キーワード2 | 東南アジア諸国連合(ASEAN) |
キーワード3 | マレーシア |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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