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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2017 |
ゼミ名 | 埋橋 孝文 |
タイトル | 貧困層にある母子家庭の母に対する総合的支援の在り方 ~海外との比較でみる日本の政策~ |
内容 | 現在、日本の母子家庭は増加を続けている。さらに母子家庭における貧困率は半数以上と、多くの世帯が苦しんでいることが現状としてある。しかし全世帯で見たとき、母子家庭の割合は少ない。そのため少子高齢化社会にある日本では、子どもの存在が重要視されているにもかかわらず、子どもを一人で抱える母親たちに支援の手が行き届いていないのではないだろうか。 そこで本論文では、母子家庭を支える主な収入源である「養育費」、「就労による収入」、「児童扶養手当」に着目し海外と比較することで日本の政策の課題や在り方を明らかにしていく。 また忘れてはならないのが当事者の声である。筆者が本論文を執筆するきっかけともなった母子家庭の方々に対し、少数ではあるが聞き取り調査を行い、当事者の方は何を思い、何を求めているのかなど当事者の声に寄り添った考えを述べていく。 母子家庭の方々が少しでも暮らしやすい社会にするために、今後日本はどうあるべきなのか、検討していく。 |
講評 | 海外と「養育費」、「就労による収入」、「児童扶養手当」を比較することによって日本の政策の課題や在り方を明らかにしようとし、また、当事者へのインタビューをとおして母子家庭の母親の生活保障の在り方を検討している。特に養育費と面接交流については詳細に検討し、両者の関係についての当事者の意見を基に改善策を模索している。3つの課題をあげそれぞれについて具体的な解決策を探っている点が興味深い。 |
キーワード1 | 国際比較 |
キーワード2 | 教育費 |
キーワード3 | 就労 |
キーワード4 | 児童扶養手当 |
キーワード5 | 当事者の声 |
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