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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2017 |
ゼミ名 | 永田 祐 |
タイトル | 市民後見人が役割を発揮するために必要な取り組みとは |
内容 | 成年後見制度が創設されてから17年が経過し、家族の在り方や地域福祉の動向など、制度を取り巻く環境が大きく変化してきた。市民後見人もそのような時代の流れを踏まえ、新たな地域福祉、権利擁護の担い手として誕生した。 本論文では、市民後見人の役割や特性を文献、資料、専門職との業務比較等から明らかにし、市民後見人が役割を発揮するためにどのような支援が必要であるかを考察した。その結果、市民後見人は、社会奉仕の精神をもって、地域社会や仕事の経験を含め、そこで身につけた生活者としての知識を活かすという市民らしさを持ちながら後見活動を行っていると考えられた。そうした特性を持った市民後見人の活動を促進するためには、積極的な市町村申し立てや手厚い後見支援組織が重要である。市民後見人が全国で養成され、後見業務が行えるためにも、積極的に市町村、専門職が協働していくことが必要だと考えられた。 |
講評 | 市民後見人の意義と役割について取り組みました。様々なボランティア・地域活動にかかわってきた経験から、権利擁護の領域でも市民の果たす役割に関心を持ったのだと思います。専門職にはない、市民ならではの役割や「市民としての専門性」について明らかにできたのではないかと思います。前向きなのか、後ろ向きなのかわからないけど、いつの間にか巻き込まれているというスタンスはなかなか素敵です。これからもいろいろなことに巻き込まれながら、社会福祉協議会の現場で市民としての専門性と向き合ってください。 |
キーワード1 | 市民後見人 |
キーワード2 | 市民らしさ |
キーワード3 | 市町村申し立て |
キーワード4 | 後見支援組織 |
キーワード5 | |
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