詳細 | |
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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2017 |
ゼミ名 | 永田 祐 |
タイトル | 19世紀イギリスにおける救貧法 |
内容 | イギリスにおいて新救貧法は1834年に成立した。新救貧法は「働く貧民」を労働者と貧民に分解し、前者よりも後者を劣悪な環境に置く「低位性の原則」を持っていた。この原則により行われた救貧では様々な問題が起こり、その問題に対する反対運動とともに新救貧法は改善されていった。それに伴って、イギリスにおける救貧に対する考え方は変化していき、福祉国家イギリスの基礎が作られていった。今現在起こっている問題は、過去にも起こっているのではないだろうか。現代でも貧困は大きな問題で、日本では「生存」に必要な最低限のセーフティネットの再構築が問題となっている。「これから」を考えるためには「これまで」どのような生存維持の制度が構築されてきたのか、先人達の行いを見直すことが大きな意味を持つ。新救貧法の歴史から、現代社会に生かすことができるものを探していく。 |
講評 | いろいろと悩んだことをもあったと思いますが、難しい試験をクリアして就職が決まって本当におめでとう。労働は、単にお金を稼ぐための手段ではなく、人が自己実現をしたり、役割を持つための重要な活動です。また、仕事に就くことが難しい人の問題は、個人的な問題というだけでなく、社会的な問題でもあることは卒論で歴史的に明らかにした通りです。福祉学科で学んだことも生かして、ぜひ多くの人にそうした機会を広げる仕事をしてください。 |
キーワード1 | 新救貧法 |
キーワード2 | 貧困の責任 |
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