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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2017 |
ゼミ名 | Martha MENSENDIEK |
タイトル | 元ストリートチルドレンへのケアの実際と可能性 -フィリピンの児童養護施設カンルンガンを追って- |
内容 | 本研究は、元ストリートチルドレンや児童労働経験者に対して、NGOによって行われる、支援の実際を述べ、今後の展望を検討することを目的とし、NGOによるケアが、彼らの社会参加にいかなる影響を与えているか、社会学的な視点から考察を行うことを目的としている。実際に、施設における調査を通じて、施設で働く職員のニーズや元ストリートチルドレンのニーズを把握し、NGO職員と元ストリートチルドレンの関係性や、少年期、青年期を経てどのように社会に参加していくかを考察する。さらに、元ストリートチルドレンのニーズを把握することによって、現在も多く存在するストリートチルドレンをストリートから当該NGOへ結びつける有効な視座を社会科学的な介入方法を用いて考えていきたい。 |
講評 | フィリピンのストリートチルドレンに着目し、ある児童養護施設の支援の実際と今後の展望について考察した。この論文の特徴は、現地でのボランティア活動、質問紙調査、インタビュー調査を行ったことで、文献研究に加えて新鮮な情報とデータを得られたことである。カンルンガンの支援の現状と課題を延べた上でその可能性について考察した。この研究成果は、現場で働くスタッフにとって、またNGOの将来構想を考える上で大変参考になる内容であると確信した。松田くんはこの先大学院でこの経験を活かし、アクションリサーチと参加型リサーチをさらに深め、ストリートチルドレンの支援の展開や貧困問題へのアプローチに貢献することを期待する。 |
キーワード1 | ストリートチルドレン |
キーワード2 | マニラ |
キーワード3 | 施設におけるケア |
キーワード4 | 路上教育 |
キーワード5 | カンルンガン・サ・エルマ |
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