詳細 | |
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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2008 |
ゼミ名 | 冨田 安信 |
タイトル | 日本的雇用システムの崩壊による成果主義の登場〜日本企業に必要なモノとは〜 |
内容 | 現在、日本経済はさまざまな影響を受け、アメリカ経済に依存している。そしてアメリカを震源地とする100年に一度と言われる金融恐慌の影響を受け、経済が変化するように雇用慣行も時代を経るごとに変化してきた。戦前は年功主義、終身雇用といった日本を代表する雇用慣行を培ってきた。しかし、バブル崩壊により日本経済は低迷し、年功により増え続けた人件費が企業にとって大きな負担となり、職能資格制度が登場した。そして、この制度はバブル崩壊以降、日本では一般的になった。ところが、この職能資格制度の運用には問題があり、特に年功的要素を含まざるを得ない制度であることから無理が生じてきたのだ。そこで新たに成果主義という概念が登場し、結果だけを求めるように変化した。それに伴い、企業で働く従業員たちのモチベーションや評価の納得性は成果主義の目的とは異なり低下してしまった。この状態を改善するためにも企業上層部や管理職の成果主義の正しい理解、モチベーションを高める適正な人材配置、上司と部下のただの会話で終わらない内容の濃いコミュニケーションの徹底化が必要である。 |
講評 | 今年度から、産業関係学科では卒業論文の口頭試問が始まりました。先生2人がペアになって口頭試問をしますので、両方のゼミ生の卒業論文を読みます。また、口頭試問での受け答えで、学生がどれだけ真剣に卒業論文に取り組んだかがよくわかります。論文を読み、口頭試問での受け答えを聞けば、先生方がどのように卒業論文を指導しているかが見えてきます。今回の口頭試問で、「これではちょっとまずい。これから何とかしなければ」と強く感じました。学生だけでなく、先生もその気にさせるということも、卒業論文の口頭試問を始めた理由の1つでしょう。 |
キーワード1 | 成果主義 |
キーワード2 | 納得性 |
キーワード3 | コミュニケーション |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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