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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2017 |
ゼミ名 | Martha MENSENDIEK |
タイトル | 外国人高齢者への支援 ~多文化ソーシャルワークの視点から~ |
内容 | 現在日本にはおよそ240万人の外国人が暮らしており、そのうち16万人が65歳以上である(法務省(2016)『在留外国人統計』)。さらに、55歳以上64歳未満の在留外国人(18万人)が継続して日本で生活していくと仮定すると、10年後外国にルーツを持つ高齢者は今の倍近くになっていることが予想できる。本論文では、世界各国でも課題になり始めている移民や難民の高齢化の問題に着目し、外国人高齢者の抱える課題とその支援方法を明らかにするために、文献研究と質的調査(インタビュー調査)を行った。その結果、外国人高齢者は特に母国文化への回帰傾向や言語面で特徴的であり、それらを尊重した支援をする必要があること、また、外国人支援で用いられる多文化ソーシャルワークを外国人高齢者の分野にも応用すべきだということが明らかになった。 |
講評 | 日本の高齢化社会ではあまり注目されない外国人高齢者に着目した。日本の在日外国人の動向と、外国籍高齢者が抱える課題を整理し、多文化ソーシャルワークの支援の事例を紹介し、高齢者の分野への応用の必要性を明らかにした。綿密な文献研究に加え、外国人の支援の現場からのインタビュー調査を用いるなど、独自の情報収集を行い、また先駆的な取り組み例を盛りこみ、説得力のある論文を仕上げた。多文化ソーシャルワーカーの重要性と活躍の必然性を印象づける内容で、この分野への貢献に感謝したい。 |
キーワード1 | 外国人高齢者 |
キーワード2 | 多文化ソーシャルワーク |
キーワード3 | 在日外国人 |
キーワード4 | 在外日本人 |
キーワード5 | 多文化共生 |
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