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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2017 |
ゼミ名 | Martha MENSENDIEK |
タイトル | 社会的孤立”あいりん地区”における孤立死防止支援 |
内容 | 現在、日本では孤立死が多発している。ではなぜこのように孤立死は増加しているのか。孤立死がこれ程増加する原因の一つとして「社会的孤立」が大きく影響を与えることに問題意識を持っている。社会的孤立のまちとして知られる大阪市西成区のあいりん地区(釜ヶ崎)では孤立死が多発しており問題視されている。あいりん地区は、古くから寄せ場として機能してきたまちであるが、住民の多くは家族や地域社会に十分な関係性がなく、社会的孤立が目立つ。本論文ではあいりん地区の孤立死防止支援について考え、地域でどのように支援するべきなのか論じる。また、あいりん地区の孤立死防止支援を考えることは、社会的孤立が孤立死増加に大きく影響を与えうる現在の日本において、どのようにすれば孤立死を防止できるのか明確にし、社会的孤立が孤立死を増加させる現状に歯止めをかけるきっかけになるのではないかと考える。 |
講評 | 社会的孤立、とりわけ孤立死問題に関心をもち、あいりん地区を通して、その問題の実情と支援の在り方について考察した。あいりん地域の特殊な歴史と現状を踏まえ、現在行われている孤立死防止支援を紹介した。具体的な支援策の特徴と課題、そして解決に向けて何が必要なのかを検討し、明快な論文に仕上げられた。社会福祉協議会での実習経験から興味をもった問題を卒論で取り上げられたことはまさに大学の集大成といえる内容である。高齢化が進む日本において、多くの地域が直面する問題なだけに、是非今後も深めていくことを期待したい。 |
キーワード1 | 社会的孤立 |
キーワード2 | 孤立死 |
キーワード3 | あいりん地区 |
キーワード4 | 地域 |
キーワード5 | |
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