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学科 | 社会福祉学科 |
年度 | 2017 |
ゼミ名 | Martha MENSENDIEK |
タイトル | 日本におけるディスレクシア支援に対する合理的配慮の在り方とは何か |
内容 | 近年、「インクルーシブ教育」「合理的配慮」など、障害者が主体的に自身の問題にかかわろうとする国際社会の流れを汲んだ概念が日本にも取り入れられ、障害児を取り巻く環境に変化がみられるようになった。しかし、これらの概念を取り入れたことによって、本当に日本の障害児教育は前進したのだろうか?今、日本の障害児教育は過渡期を迎えている。従来の特殊教育では満たせない、通常学級に在籍する多様な教育的ニーズを持つ子供たちの支援の必要性が認識され始めている。ディスレクシアの支援もその一つである。 ディスレクシアとは、発達障害の中の学習障害(LD)のひとつで、知的能力、理解能力に遅れはないにも関わらず、文字を読む(書く)ことに困難さを持つ障害のことである。日本では知名度の低い障害だが、けして少なくはない数の子供達がディスレクシアであることが近年になって判明した。日本のディスレクシア支援の現状、そしてこれからを考察する。 |
講評 | 学習障害の一つであるディスレクシアに焦点をあてた。日本ではあまりなじみがない障害ではあるが、ようやく日本でもその現状が明らかになりつつある。藤吉さんはディスレクシアの定義と発症率、また諸外国と日本の支援の現状について紹介し、日本の支援の課題を整理した。特に合理的配慮の意味とその在り方の考察は、日本の障がい児教育への問題提起であり、説得力のある論文を仕上げられた。 |
キーワード1 | インクルーシブ教育 |
キーワード2 | 合理的配慮 |
キーワード3 | ディスレクシア |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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