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学科 社会福祉学科
年度 2017
ゼミ名 空閑 浩人
タイトル 女性が安心して子育てと仕事を両立できる環境整備
内容 近年、育児をしながら働き続けることを希望する女性が増えている。女性の活躍推進法が昨年施行され、子育てをする女性が活躍できる環境整備が企業に求められている。子育てと育児を両立する女性への企業の動きは「制度を利用して働き続けよう」から「意欲を 持って上を目指そう」という方向に進んでいる。しかし現在、働く女性の半数が出産時に 離職しているのが現実であり、会社の制度があっても利用する風土がないことや夫の転勤など様々理由から離職を選ばざるをえない女性が大勢いる。本稿では、女性の中でも特に仕事をしながら子供を育てる女性に注目し、女性が安定して子育てと仕事を両立するためにできることを明らかにする。まず、最初に女性が子供を育てながら働くことについて、これまでの日本はどのような社会であったのかを考察する。第2章の第1節では子育てをしながら働きたいと考える女性のワーキングスタイルを三つに分けて、その特徴や課題、また女性が取り組むべきことについて考察する。第2節では考察を踏まえ、女性を取り巻く環境の課題を明らかにする。第3章では企業の両立支援制度を国が採用している「均等・両立推進企業表彰」の受賞企業の両立支援の事例から、育児と仕事を両立したいと考える女性の妨げになっている課題を明らかにする。最後に、女性が安定して子育てにも仕事にも取り組めるように、企業、社会、個人がどう変わっていくべきかについて明らかにすることを目的としている。
講評 子育てと就業の両立のために求められる施策について論じたものである。「一億総活躍」が叫ばれるなかで、本論文はあくまでも子育てをしながら働く女性の立場に立って、具体的な考察がなされている。企業による実際の取り組みをも紹介しながらの筆者の主張が、とても力強い。
キーワード1 両立支援
キーワード2 女性
キーワード3 働き方
キーワード4 育児
キーワード5 企業
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