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学科 社会福祉学科
年度 2017
ゼミ名 空閑 浩人
タイトル 非行に走る子どもを取り巻く環境―非行の背景を理解し、非行少年を受け入れる社会について考える―
内容 少年非行というと、子ども自身に問題があると思われることが多く、子どもの背景にある家庭環境や人間関係までを想像する人は少ないだろう。しかし、実際は子どもの素質だけが原因となる非行はほとんどなく、子どもの背景に隠れている児童虐待や親の不適当なしつけ、発達障害、有害環境などが子どもに大きな影響を与えているのだ。非行少年の「非行」という目に見える問題だけでなく、目に見えない「心」の問題を沢山抱えていることを忘れてはいけない。
本論文では、非行少年を理解するために、非行に走る子どもたちを取り巻く環境に重点を置き、非行の原因となる福祉的課題・社会的要因を見つけ出す。そして、非行に走る子どもたちに足りていなかった愛情や大人の存在について考え、最後に「非行少年を受け入れる社会」について考察する。全体を通じて、子どもから大人へと成長していく大事な時期には、信頼できる人間関係や、安心できる居場所が重要であることについての理解も深めていく。
講評 子どもの非行の背景にある環境に焦点を当てて、何が子どもを非行に走らせるのか、さらに非行や再非行の防止に何が大切なのかを丁寧に考察したものである。本論文を読むことで、読者は非行少年へのまなざしの変化を体験する。
キーワード1 少年非行
キーワード2 環境
キーワード3 立ち直り支援
キーワード4 社会づくり
キーワード5  
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