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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2017 |
ゼミ名 | 井上 智義 |
タイトル | 人間関係の発達的変化とそれに伴う問題―児童期から青年期にかけての横断的検討― |
内容 | 本稿では、児童期と青年期のそれぞれの人間関係の特徴に焦点を当て、そこで見出される各特徴を比較し、児童期から青年期にかけての人間関係の発達的変化について検討することを目的とした。 第1章では、児童期の人間関係の特徴について、個人的人間関係と集団的人間関係の2点から検討を行い、各特徴について整理した。 第2章では、青年期の人間関係の特徴について、アイデンティティの確立と親和的欲求の2つの特徴を見出した。また、検討上で見つかった見解の矛盾点についての考察も行った。 第3章では、各章で見出された児童期と青年期のそれぞれの特徴について比較を行い、交友関係や異質排除に関する発達的変化を明らかにした。さらに、そこから生じ得る人間関係の問題に対して、児童期での交友関係の拡幅の重要性を提言した。 さいごに、今後の課題として、本稿で見出された発達的変化については、発達的意義の視点を加えた更なる研究が望まれる。 |
講評 | 今年度は、合計17名の卒業論文と卒業研究の指導を担当しました。ゼミの中心的テーマは、異文化理解とバイリンガリズムですが、今年度の各自の論文のテーマは、非常に多岐に及び、親子関係や養育態度とコミュニケーション、服飾関係、方言、外国語習得など、個性豊かな内容が見られました。教育現場に近いものとしては、教師の生徒への言葉がけの問題、学習意欲や動機づけの問題など、教育心理学を中心とした多様な問題が取り上げられました。各自の興味関心からなる論文は、先行研究の時間をかけたレビュー、独自の視点でのまとめ、独自の調査によるデータの収集など、すべて心理学的な手法を用いたものとなっています。受講生の努力とその成果を称えたいと思います。 |
キーワード1 | 児童期 |
キーワード2 | 青年期 |
キーワード3 | 発達的変化 |
キーワード4 | 人間関係 |
キーワード5 | |
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