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学科 教育文化学科
年度 2017
ゼミ名 井上 智義
タイトル 中学生の学級適応と教師との関係が成績に与える影響
内容 まず始めに教師と生徒との信頼関係について調べていきSTT尺度を用いて学年ごとの教師への「不信」「安心感」「正当性」の差を考察について分析した。そして別の論文からは教師と生徒の信頼関係を高めるためには生徒の個人的な心理的側面にも留意し関係を築いていかなければならないことを明らかにした。そして生徒と教師の関係が学級適応感と関係していると考え生徒の学級適応について検討した。その中で自分のクラスにポジティブな感情を持っている生徒が多く属している学級ほど学級適応を強く感じやすく、ネガティブな感情を持っている生徒が多い学級に属している生徒ほど学級適応感を弱く感じやすい可能性があるということがわかり、次に教師のどのような指導が生徒に肯定的な変化を促すかについて見ていった。その中では教師の行動や集団社会的スキル訓練などに学級適応を促す指導について検討していった。そして最後に学級適応と生徒の成績の関係について考察を行い、生徒へ対して肯定的な言葉をかけ生徒の学級適応を促すという行動が生徒への認識の改善につながり結果的に生徒の成績向上につながるのではないかと考えた。
講評 今年度は、合計17名の卒業論文と卒業研究の指導を担当しました。ゼミの中心的テーマは、異文化理解とバイリンガリズムですが、今年度の各自の論文のテーマは、非常に多岐に及び、親子関係や養育態度とコミュニケーション、服飾関係、方言、外国語習得など、個性豊かな内容が見られました。教育現場に近いものとしては、教師の生徒への言葉がけの問題、学習意欲や動機づけの問題など、教育心理学を中心とした多様な問題が取り上げられました。各自の興味関心からなる論文は、先行研究の時間をかけたレビュー、独自の視点でのまとめ、独自の調査によるデータの収集など、すべて心理学的な手法を用いたものとなっています。受講生の努力とその成果を称えたいと思います。
キーワード1 STT尺度
キーワード2 学級適応感
キーワード3 教師期待
キーワード4  
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