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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2017 |
ゼミ名 | 井上 智義 |
タイトル | 外国人が日本語を学ぶ動機について |
内容 | 今回の卒業研究のテーマは、動機づけの研究からさらに焦点を絞り、海外研修を経て、日本語学校を訪れた際に外国人が第二言語として日本語を学ぶ動機について関心を持ち、文献を基に論じている。現代ではほとんどの国で英語を共通言語として扱っているにもかかわらず、日本語を学ぼうとする動機は一体どこからくるのだろうか。そこで私はその動機について四つの課題があると考え、研究を進めた。第一に、日本語だけでなく他の言語にも共通する第二言語習得に関する動機づけの概念を明確にすることが必要とされてくる。第二に、日本語学校の歴史をたどることで、その地に根付いた日本語の学ぶ機会が与えられているのではないかと考える。第三に、継承言語による日本語の可能性が考えられる。最後に、日本に対する単純な気持ちによる動機から日本語を学ぶきっかけに繋がるのではないかと考えた。この4つの課題を検討することだけではその動機に繋がる理由とはならないが、今後の課題に繋げていくことが重要となる。 |
講評 | 今年度は、合計17名の卒業論文と卒業研究の指導を担当しました。ゼミの中心的テーマは、異文化理解とバイリンガリズムですが、今年度の各自の論文のテーマは、非常に多岐に及び、親子関係や養育態度とコミュニケーション、服飾関係、方言、外国語習得など、個性豊かな内容が見られました。教育現場に近いものとしては、教師の生徒への言葉がけの問題、学習意欲や動機づけの問題など、教育心理学を中心とした多様な問題が取り上げられました。各自の興味関心からなる論文は、先行研究の時間をかけたレビュー、独自の視点でのまとめ、独自の調査によるデータの収集など、すべて心理学的な手法を用いたものとなっています。受講生の努力とその成果を称えたいと思います。 |
キーワード1 | 第二言語 |
キーワード2 | 日本語学校 |
キーワード3 | 継承言語 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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