詳細 | |
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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2008 |
ゼミ名 | 冨田 安信 |
タイトル | ホワイトカラー・エグゼンプションについて考える |
内容 | 「名ばかり管理職」という言葉が2008年の流行語大賞に選ばれた。それほどまでに、このような働かされ方が蔓延しているのである。この論文では、日本マクドナルドと、紳士服のコナカの例を詳しく見る。また、私自身がアルバイト先で体験してきた実態も記している。それぞれ状況は異なるものの、その実態はどれも言葉を失うものばかりである。だが、経団連はそれをもっと進化させた制度を国会で採決させようとしていた。それが「ホワイトカラー・エグゼンプション制度」である。この制度は、ある一定の年収を上回る所得者には、一切残業代を支払わないことを容認する制度である。さらに、どれだけ長時間働いても「自己責任」で片づけることができる制度になっているのである。これでは、得をするのは企業の経営者たちだけである。そのため、この制度はマスコミから「残業代ゼロ法案」や「過労死促進法案」として報道され、世論の反発を買っている。現在の労働者の実態をしっかりと把握し、その上で、現状のままホワイトカラー・エグゼンプションが導入されるとどうなるかを考える。 |
講評 | 今年度から、産業関係学科では卒業論文の口頭試問が始まりました。先生2人がペアになって口頭試問をしますので、両方のゼミ生の卒業論文を読みます。また、口頭試問での受け答えで、学生がどれだけ真剣に卒業論文に取り組んだかがよくわかります。論文を読み、口頭試問での受け答えを聞けば、先生方がどのように卒業論文を指導しているかが見えてきます。今回の口頭試問で、「これではちょっとまずい。これから何とかしなければ」と強く感じました。学生だけでなく、先生もその気にさせるということも、卒業論文の口頭試問を始めた理由の1つでしょう。 |
キーワード1 | ホワイトカラー |
キーワード2 | エグゼンプション |
キーワード3 | 管理職 |
キーワード4 | 残業代 |
キーワード5 | |
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