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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2017 |
ゼミ名 | 井上 智義 |
タイトル | 学習者の学習意欲・態度は座席の位置によって変化するのか |
内容 | 学習者にとって学習環境は学習者の動機付けなどに関係し、学習者がより学習に関して活発に行うために重要な要因を担っていると考えられている。本研究では、特に学習者が自分自身の学習と向き合うことの多い場面である授業、特に座席に注目し、学習者は座席の位置と学習動機や授業において関係がないと考えられる行動(私語・寝る・電子端末の使用)の関係性の検討を目的とし、質問紙調査等の3側面から調査を行った。その結果、座席を指定した場合だと、学習者に座席を自由に選んでもらった場合よりも私語が減少する一方で、前述した授業に無関係な行動が増加することと、授業の開始20分前後が最も寝る人が増加する傾向にあることが確認された。また、座席指定した場合と自由選択の場合では、座席を指定した場合で尚且つ前列に行くほど授業に集中できないこと、友人と離れると不安と感じるといったことが確認された。 |
講評 | 今年度は、合計17名の卒業論文と卒業研究の指導を担当しました。ゼミの中心的テーマは、異文化理解とバイリンガリズムですが、今年度の各自の論文のテーマ は、非常に多岐に及び、親子関係や養育態度とコミュニケーション、服飾関係、 方言、外国語習得など、個性豊かな内容が見られました。教育現場に近いものと しては、教師の生徒への言葉がけの問題、学習意欲や動機づけの問題など、教育 心理学を中心とした多様な問題が取り上げられました。各自の興味関心からなる論文は、先行研究の時間をかけたレビュー、独自の視点でのまとめ、独自の調査によるデータの収集など、すべて心理学的な手法を用いたものとなっています。受講生の努力とその成果を称えたいと思います。 |
キーワード1 | 座席 |
キーワード2 | 大学生 |
キーワード3 | 学習行動 |
キーワード4 | 学習態度 |
キーワード5 | アクティブラーニング |
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