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学科 | 社会学科 |
年度 | 2017 |
ゼミ名 | MILOS DEBNAR |
タイトル | SNS内のアイデンティティ -アイデンティンティはSNSと現実世界では別ものか-? |
内容 | 2017年の流行語大賞に“インスタ映え”が選ばれたように、近年若者を中心に絶大な人気を誇るSNSであるInstagram。その人気の一方で、“いいね”やフォロワー数を稼ぐために、過度な行動が目立つ報道が見受けられること少なくない。この論文は、個人がアイデンティティを現実とSNS使い分けているのか、または意図的な操作を行っているのかを、二回にわたるインタビューと、インフォーマントのSNS投稿内容を分析して調査を行ったものである。インフォーマントの性格や、インフォーマント自身が考える自身のSNS投稿の傾向を問う一度目のインタビュー。筆者がインフォーマントの投稿を分析し、各々に沿った質問を通して投稿の意図を探る二度目のインタビューを通して調査を行った結果、個人のアイデンティティがある程度SNS上の投稿に反映されていることが分かった。また、ビジネス目的で使用している個人に関しては、多少の投稿内容の編纂・操作が意図的に行われていることも明らかになった。 |
講評 | 今年度の卒業論文は多彩なテーマを取り扱いながらも、社会学的な観点から分析を行った。移民全般と観光関係の論文は一番多く、ハーフのイメージや外国人に対する態度、または沖縄のダークツーリズムやゲストハウスのテーマを社会学的な観点から分析した論文が半分近くあった。それ以外の論文は、食事の習慣、洋画の趣味、音楽、アイデンティティやジェンダーについて論じた。また、研究の方法に関しては、インタビュー調査、参与観察と質問紙調査と様々であった。テーマはまだ多彩でありながらも、昨年より観光と移民関係により集中した。 多数の論文では演習または講義で取り上げられているブルデュー、バウマンやギデンズ等の社会学理論、それぞれの分野の理論と概念、および調査方法が適切に応用されていたことが喜ばしい結果である。その一方で、多数の論文では特に問題設定などにおいて改善の余地があり、社会学と調査法のより深い理解が望ましい箇所・論文もあった。 |
キーワード1 | SNS |
キーワード2 | |
キーワード3 | アイデンティティ |
キーワード4 | |
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