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学科 | 社会学科 |
年度 | 2017 |
ゼミ名 | MILOS DEBNAR |
タイトル | 観光客を受け入れるリスク―急増する観光客に対する祇園住民の声 |
内容 | 近年、政治や経済などあらゆる面でのグローバル化、情報や交通・通信手段の画期的な進歩、発展途上国の急成長、人々の生活意識やコト消費からモノ消費へといったライフスタイルの変化などにより国境を越えた人の移動が増えている。それに伴って、多くの経済効果、地域活性化を狙って、多くの地域で観光振興が行われている一方で、観光客を受け入れることによる弊害が起きている。本稿では、このような観光による負の側面に着目していく。調査対象としては、京都の祇園を取り上げる。祇園では、今や京都の中でも人気の観光地として国内問わず海外からの観光客も大勢訪れているが、祇園の住民にとっては、祇園町は住宅地兼商業地であり、観光地ではないという姿勢を続けている。このような町において、観光客により住民がどのような影響を受けているか祇園町南側地区協議会のメンバーにインタビューを行い、その結果を考察していく。 |
講評 | 今年度の卒業論文は多彩なテーマを取り扱いながらも、社会学的な観点から分析を行った。移民全般と観光関係の論文は一番多く、ハーフのイメージや外国人に対する態度、または沖縄のダークツーリズムやゲストハウスのテーマを社会学的な観点から分析した論文が半分近くあった。それ以外の論文は、食事の習慣、洋画の趣味、音楽、アイデンティティやジェンダーについて論じた。また、研究の方法に関しては、インタビュー調査、参与観察と質問紙調査と様々であった。テーマはまだ多彩でありながらも、昨年より観光と移民関係により集中した。 多数の論文では演習または講義で取り上げられているブルデュー、バウマンやギデンズ等の社会学理論、それぞれの分野の理論と概念、および調査方法が適切に応用されていたことが喜ばしい結果である。その一方で、多数の論文では特に問題設定などにおいて改善の余地があり、社会学と調査法のより深い理解が望ましい箇所・論文もあった。 |
キーワード1 | 観光社会学 |
キーワード2 | 祇園 |
キーワード3 | 観光のまなざし |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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