詳細 | |
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学科 | 社会学科 |
年度 | 2017 |
ゼミ名 | MILOS DEBNAR |
タイトル | 現代若者におけるお土産の在り方―大学生へのインタビューを通して― |
内容 | 誰もが一度は誕生日やクリスマスのプレゼント、お土産や出産祝いを貰ったことがあるでしょう。日本人は贈り物が好きな国民だと言われているが、その中でも、より日本人に根強く浸透している文化にお土産が挙げられる。私は、大学生はお土産を人間関係をより良いものにするための手段としてお土産を使っているのではないかと考えた。大学生は、人生の中で最も旅行ができる期間であり、お土産に触れる機会が多い、そしてSNSを利用している時に、よくお土産を投稿している人を見かける。そんな時に疑問に思い、調査した。調査方法はインタビュー形式で、10人の男女に協力してもらった。大学生はお土産をどんな人にあげ、またどのようなものをあげているのか。また、SNSにお土産をあげる理由と、その意図を調べた。それを、贈与論や日本文化の贈答という視点から分析した。結果は、意外なものであった。 |
講評 | 今年度の卒業論文は多彩なテーマを取り扱いながらも、社会学的な観点から分析を行った。移民全般と観光関係の論文は一番多く、ハーフのイメージや外国人に対する態度、または沖縄のダークツーリズムやゲストハウスのテーマを社会学的な観点から分析した論文が半分近くあった。それ以外の論文は、食事の習慣、洋画の趣味、音楽、アイデンティティやジェンダーについて論じた。また、研究の方法に関しては、インタビュー調査、参与観察と質問紙調査と様々であった。テーマはまだ多彩でありながらも、昨年より観光と移民関係により集中した。 多数の論文では演習または講義で取り上げられているブルデュー、バウマンやギデンズ等の社会学理論、それぞれの分野の理論と概念、および調査方法が適切に応用されていたことが喜ばしい結果である。その一方で、多数の論文では特に問題設定などにおいて改善の余地があり、社会学と調査法のより深い理解が望ましい箇所・論文もあった。 |
キーワード1 | お土産 |
キーワード2 | 大学生 |
キーワード3 | 人間関係 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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