詳細 | |
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学科 | 社会学科 |
年度 | 2017 |
ゼミ名 | MILOS DEBNAR |
タイトル | 「多文化主義」国家の実態 |
内容 | 本稿では「多文化主義」国家の実態調査のため、ニュージーランドを軸に研究を進めた。序章で研究意義をまとめ、1章で本稿の基礎の基礎である「多文化主義」の意義、そして「多文化主義」を語るうえで欠かせない「民族」と「国民国家」の関係性を明らかにした。2章で初めてニュージーランドを例に取り上げ、ニュージーランドの「多文化主義」国家形成の始まりでもある「二民族」国家、「二民族主義」国家から「多文化主義」国家としての変遷、移民政策、移民の歴史、ターニングポイントである1970年代以降、近年の移民動向、移民がもたらす経済的・財政的影響をまとめた。4章でニュージーランドからではなく移民の視点から見たニュージーランド社会の課題を研究するために実際にアンケート調査を行い、アンケート結果、結果から見えてきた課題と内容をまとめた。5章で簡単な考察、要点をまとめた。 |
講評 | 今年度の卒業論文は多彩なテーマを取り扱いながらも、社会学的な観点から分析を行った。移民全般と観光関係の論文は一番多く、ハーフのイメージや外国人に対する態度、または沖縄のダークツーリズムやゲストハウスのテーマを社会学的な観点から分析した論文が半分近くあった。それ以外の論文は、食事の習慣、洋画の趣味、音楽、アイデンティティやジェンダーについて論じた。また、研究の方法に関しては、インタビュー調査、参与観察と質問紙調査と様々であった。テーマはまだ多彩でありながらも、昨年より観光と移民関係により集中した。 多数の論文では演習または講義で取り上げられているブルデュー、バウマンやギデンズ等の社会学理論、それぞれの分野の理論と概念、および調査方法が適切に応用されていたことが喜ばしい結果である。その一方で、多数の論文では特に問題設定などにおいて改善の余地があり、社会学と調査法のより深い理解が望ましい箇所・論文もあった。 |
キーワード1 | ニュージーランド |
キーワード2 | 「多文化主義」 |
キーワード3 | 移民 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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