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学科 | 社会学科 |
年度 | 2017 |
ゼミ名 | MILOS DEBNAR |
タイトル | 女子大学生のファッション事情と欧米に対する憧れ |
内容 | ファッション業界は急速にグローバル化し、外国発のアパレルブランドの中でもファストファッションブランドの日本進出も顕著である。日本は「シンプルに」、 イタリア・フランスは 「個性的に」が支持されているにも拘らず、なぜ日本発のファストファッションブランドよりも外国発のファストファッションブランドが数多く日本進出し、支持されているのか調べた。2011年と今回の調査結果を比較すると、ファッションにかける金額は安くなり、自身のファッションの選択方法が変化した。しかし、支持しているファッションイメージにはあまり変化は見られなかった。また、アンケートでは実際に意識しているファッションイメージと外国発のファストファッションイメージは一致する点が少なかった。そこで、外国発のファストファッションをよく利用する3人にインタビューを行い、より詳しく話を聞いた。そこから、欧米への憧れが関係していると分かった。欧米の人は自分が着たいものを着ていて、周りの意見に縛られていない。このような考え方に憧れを抱き、それがファッションにも影響し、価格以外にも欧米のファストファッションが支持されている。 |
講評 | 今年度の卒業論文は多彩なテーマを取り扱いながらも、社会学的な観点から分析を行った。移民全般と観光関係の論文は一番多く、ハーフのイメージや外国人に対する態度、または沖縄のダークツーリズムやゲストハウスのテーマを社会学的な観点から分析した論文が半分近くあった。それ以外の論文は、食事の習慣、洋画の趣味、音楽、アイデンティティやジェンダーについて論じた。また、研究の方法に関しては、インタビュー調査、参与観察と質問紙調査と様々であった。テーマはまだ多彩でありながらも、昨年より観光と移民関係により集中した。 多数の論文では演習または講義で取り上げられているブルデュー、バウマンやギデンズ等の社会学理論、それぞれの分野の理論と概念、および調査方法が適切に応用されていたことが喜ばしい結果である。その一方で、多数の論文では特に問題設定などにおいて改善の余地があり、社会学と調査法のより深い理解が望ましい箇所・論文もあった。 |
キーワード1 | ファッション |
キーワード2 | 欧米への憧れ |
キーワード3 | 自分らしさ |
キーワード4 | |
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