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学科 産業関係学科
年度 2017
ゼミ名 浦坂 純子
タイトル 生活保護受給者への自治体の就労支援-生活保護依存、依存症からの脱却-
内容 本論文は、生活保護受給者と生活困窮者への自治体の就労支援について論じることを目的としている。
生活保護受給者の社会復帰に向けてどのようなことが行われているか、生活保護受給者の増加要因としてどのようなことが考えられるか、生活保護受給者を社会復帰させるために地方自治体では綿密な連携がなされているか、各種依存症や生活習慣の乱れは生活保護受給者の社会復帰を拒む要因となっているか、という4点を問題意識とし、大阪府豊中市に聞きとり調査を実施し、就労支援の在り方について明らかにした。
豊中市の特筆すべき点としては、生活保護受給者の予備軍である生活困窮者に対して、生活困窮者自立支援法の制定よりも以前から働きかけを行っていたことが挙げられる。加えて、就労支援で必要不可欠であるハローワークとの綿密な連携も挙げられる。
講評 豊中市の非常にきめ細かい支援実態には驚いたが、その詳細の中に、著者が関心を寄せる生活保護に甘える受給者や各種依存症が自立を妨げる状況は見えてこなかった。支援が行き届いているから問題が生じないのか、今回の調査からは見えていないだけなのか、さらには自治体による支援のこれほどまでの格差など、興味深い課題が示唆されている。
キーワード1 生活保護
キーワード2 就労支援
キーワード3 就労準備支援
キーワード4 生活困窮者
キーワード5 豊中市
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