詳細 | |
---|---|
学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2017 |
ゼミ名 | 山田 礼子 |
タイトル | 学生の性別役割分業観とワークライフバランス―学生のアンケート調査より― |
内容 | 現代社会では、ライフスタイルの多様化により、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」という従来の性別役割分業観とは異なる、新しい生き方や働き方が提案され、全ての人が平等であること、女性も積極的に社会に出てキャリアアップを目指すことが望まれている。 しかし、学生の間では仕事や個人の活動を優先したいと考える学生が存在する一方で、家庭を重視している学生も存在する。これから社会に出て働く学生たちは、自らの働き方や生き方といったワークライフバランスについてどのように考えているのかを明らかにするために研究を行った。 本研究では、学生の性別役割分業観とワークライフバランスの関係について検証するため、学生が働く上で重要視することや、性別役割分業観と両親の就業形態の関係などのアンケート調査を実施した。学生たちをいくつかの分類に分けて分析を行った結果、両親の働き方と学生の望む働き方には、一定の関係性が見られ、また男性よりも女性の方が性別役割分業観に否定的であるなど、男性と女性の間でもワークライフバランスに対する考え方に差異が見られた。 |
講評 | 本年度の卒業論文を執筆した学生は20000字が7名、10000字が1名の計8名であった。今年の学生たちの一部は残念ながら、課題設定と進捗については、時間管理がうまくいかなかった印象が強い。当該ゼミでは大学院生を交えてのゼミでのディスカッションも日常化していることもあり、大学院生からのアドバイスを受けることもできるような体制を構築している。全体として、段階的に提出をしながら、完成に近づけてきたが、段階ごとに、教員からのコメントを受けて、修正した内容を教員に提出するというプロセスが機能した部分としなかった部分が反省点である。段階的な指導体制は機能してはいるが、学生同士での議論はあまりおこなわれていなかったように思う。当該ゼミでは、データを収集し、それを分析することが基本となっているため、早期からデータ収集に取り掛からなければ、分析と卒業論文執筆までこなすことはむずかしい。そうした調査のスケジュールとの兼ね合いという難しい点もあるが、進捗状況をゼミのクラスで発表するたびに、ゼミ生同志あるいは教員からのアドバイスを受けながら、どこまでをいつまでにしなければいけないかということを伝え、ゼミ生同士で切磋琢磨しながら、自立的に進めていくことも期待しているのだが、その点が個々バラバラに行われていたのが残念であった。 |
キーワード1 | 性別役割分業観 |
キーワード2 | ワークライフバランス |
キーワード3 | 文化 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
戻 る |