詳細 | |
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学科 | 社会学科 |
年度 | 2017 |
ゼミ名 | 鯵坂 学 |
タイトル | 文系学部卒業者におけるソフトウェア技術者としての活躍 |
内容 | 技術的専門職に採用される文系の学生が存在する。一般にはSEと呼ばれて採用される彼らは一体、情報サービス産業界においてどのように活躍をしていくことになるのか。文系学生の特質とソフトウェア技術者の業務を照らし合わせて、彼らの親和性について論じていく。2章ではソフトウェア技術者が専門職であるのかを論じ、3章、4章を通して文系学部生とソフトウェア技術者についての特徴について先行研究を紹介する。その上で立てた3つの仮説、①情報サービス産業にはそこまでの専門性は必要ない、②重要なのは協調性といった対人能力、故に文系学生が活躍する、③キャリアアップに必要な資質と文系学生のやりがい志向が合致する、について5章にてインタビュー、資料分析を通して考察していく。JISAやIPAの統計、インタビュー調査から、アプリケーションに携わる技術者には、そこまで高い専門技能は必要とされておらず、彼らがキャリアアップするにつれて、むしろ対人能力が業務内で発揮される機会が多くなることが分かった。同時に、マネージャー各になると品質、納期、さらには労務的管理を求められるようになる、このことは文系学生の求めるやりがいに合致するものである。 |
講評 | 今年度の就職は全体として早めに決まった人が多かったのですが、卒論への取り組みが遅れた人がかなりいました。これにより昨年と比べて、「生煮え」の卒論が多くなりました。それなりに頑張った人もいましたが、読んでみて問題なく「A」だと確信できる論文は、残念ながらありませんでした。気が付いたことを書きます。◇良かったこと:独自な視点からテーマを選んで、先行研究をふまえて分析視角を設定し、フィールド・ワーク、インタビュー、参与観察を頑張った人がいた(4人)。◇反省点:①先行研究を見つけそれをじっくり読み、そのエッセンスを自分の言葉でまとめることが不十分な人が多かった。その結果、かなりの人にコピー・ペーストの部分が見られた(5人)。なかには、複数ページにわたり先行研究の丸写しと思われる論文もあり、口頭試験の時に修正を指摘しました(3人)。②春に配ったスタイル・ガイドにそった記述が出来ていない人があった(7人)。読んでいないと思われます(3人)!!!。実社会に出ればわかると思いますが、文章を書くにもそれぞれの組織・団体にルールがあるのです。③引用の付け方が不十分で(5人)、また(注)を使わない人もあった(7人)。④事実と意見の区別が曖昧な文章を書いた人(6人)⑤1つの文章が長すぎ、文脈が分りづらい論文があった(8人)。もっとシンプルで的確な文章を書いてください。◇皆さんへのお勧め:就職すれば、短いかもしれませんが報告書などを書くことがあると思います。そこで分かりやすい簡潔な文章を書くことは、大切なことだとわかると思います。同志社大学社会学科で勉強し、2万字以上の文章を書いたわけですから、文章や文字にはこだわりを持ってください。 |
キーワード1 | 情報サービス産業 |
キーワード2 | 労務管理 |
キーワード3 | ソフトウェア技術者 |
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