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学科 メディア学科
年度 2017
ゼミ名 佐伯 順子
タイトル トレンドメイクの移りかわり~ギャルメイクはなぜ流行したのか~
内容 時代の流れと共に変化し続ける儚いアートである「メイクアップ」。たった数年のあいだで、メイクのトレンドは大きく変化する。少し変化を加えるだけで「旬の顔」にも「時代遅れの顔」にもなるメイクアップの奥深さに興味を持ち、メイクを研究テーマとした。
時代の流れとともに沢山のトレンドメイクが誕生したが、そのなかでも2000年代後半に流行した「ギャルメイク」を研究対象とした。派手で奇抜な印象が強いギャルメイクが、社会現象となるほど流行した理由を当時の社会背景やメディア戦略から分析している。
1章では1990年代後半から2010年代に登場したギャルをまとめ、彼女たちのメイクと当時の流行したメイクを比較した。2章ではメイクの特徴の変化と社会の変化に一定の関りが存在しているのかを探るため、古代から昭和までのメイクの歴史を調査した。3章ではギャル雑誌全盛期とギャル雑誌低迷期の雑誌のメイクページを比較し、ギャルメイクブームとマスメディアの関りを分析した。また10代20代の女性を対象に行ったアンケートをもとに、今日の若い世代がなにからメイクの情報を入手しているのかを調査し、情報収集メディア媒体の変化とトレンドメイク誕生の関係を分析した。
講評 2017年度卒業生は、佐伯ゼミで学習する映像分析および、関連する新聞、雑誌記事、SNS上の情報の調査、分析の方法を駆使して、映画、新聞、雑誌記事、SNSの情報等を広汎に含む幅広い成果をあげた。また、指導教員の専門分野が、メディア・文化・文学研究に関わる学際性を含むことから、海外の児童文学・文化の日本における受容を社会科学的に論じるというユニークなテーマ設定もみられたのが特徴である。
化粧とメディアの関係を、「ギャルメイク」の流行に焦点をあてて考察した本論文は、ギャル雑誌におけるメイク情報の割合、インターネットを利用したメイクに関するアンケート調査も利用して、化粧の流行にギャル雑誌などのメディアによる影響があり、近年の女性たちがメイクの情報を得るために動画サイトを活用しているという最新の動向を明らかにした。
キーワード1 メイク
キーワード2 トレンド
キーワード3 ギャル
キーワード4 メディア戦略
キーワード5  
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