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学科 メディア学科
年度 2017
ゼミ名 佐伯 順子
タイトル ―地方創生―生き残るための「PR」とは
内容 人口減少や少子高齢化といった、日本を取り巻く様々な社会現象が起こっている。我々の実感こそあまりないものの、これらは確実に少しずつ進んでいる。2050年には1億人を下回り、「地方」のなかには行政が機能しなくなってしまうところもあるという。行政が機能しなくなればその街は消滅せざるを得ない。
それを防ぐために、そのスピードを少しでも緩めるために「国」としても地方創生担当大臣を中心に「地方」を支援している。それだけでなく地方自身も様々な「PR」をして観光客の誘致や移住促進を行っている。必ずやってくる人口の減少に対応するためには、地方同士も生き残りをかけた競争が欠かせなくなっているのだ。そのなかで本論文では「PR動画」に焦点を当てて分析を行い、「失敗するPRとはどのようなものか」あるいは「成功するPRとは何なのか」について考えていく。
講評 2017年度卒業生は、佐伯ゼミで学習する映像分析および、関連する新聞、雑誌記事、SNS上の情報の調査、分析の方法を駆使して、映画、新聞、雑誌記事、SNSの情報等を広汎に含む幅広い成果をあげた。また、指導教員の専門分野が、メディア・文化・文学研究に関わる学際性を含むことから、海外の児童文学・文化の日本における受容を社会科学的に論じるというユニークなテーマ設定もみられたのが特徴である。
地方自治体のPR動画の映像分析を通じて、メディアを利用した地方創生の取り組みを研究した本論文は、地域の人口減少という統計上の社会的事実と地方支援に関する国政の取り組みの実態をふまえて、ケーススタディとしてとりあげた複数のPR動画の詳細な映像分析をもとに、動画制作による自治体活性化の効果があったかどうかを考察した。東北、四国、九州と、異なる地域のPR動画を比較考察することによって、PR動画の効果にも多様性が生じることを明らかにし、地方活性化とメディアとの関わりについて、学術的先行研究が少ないPR動画を分析対象として、独自の研究成果をあげた。
キーワード1 地方創生
キーワード2 PR動画
キーワード3 人口減少
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