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学科 | メディア学科 |
年度 | 2017 |
ゼミ名 | 佐伯 順子 |
タイトル | 「ジャニーズ」という存在―なぜジャニーズのブランド力は維持できるのか― |
内容 | ジャニーズ事務所のブランド力の根源やそれが現在まで維持できている要因について考察した。まずジャニーズ事務所の概要や簡単な変遷を調べ、転機となった「SMAP」について考察した。その後現在所属しているグループにおける売り出し方の戦略について雑誌やテレビ番組といった具体的な例を挙げながら分析した。最後にジャニーズ事務所が力を入れている舞台について取り上げ、特に長く続く『SHOCK』シリーズや『滝沢歌舞伎』といった代表作に多く見られる演出について簡単に紹介した。またそこからジャニーズ事務所の持つ独特な文化や価値観について触れ、結果としてそうした価値観や考え方、そしてジャニーズの育成システムが多様なアイドルを生み出し育てているのだという結論を導き出した。 |
講評 | 2017年度卒業生は、佐伯ゼミで学習する映像分析および、関連する新聞、雑誌記事、SNS上の情報の調査、分析の方法を駆使して、映画、新聞、雑誌記事、SNSの情報等を広汎に含む幅広い成果をあげた。また、指導教員の専門分野が、メディア・文化・文学研究に関わる学際性を含むことから、海外の児童文学・文化の日本における受容を社会科学的に論じるというユニークなテーマ設定もみられたのが特徴である。 ジャニーズ事務所のアイドルタレントの人気の理由について、ジャニーズ所属のアイドルの歴史を精査し、個別のグループの活動、テレビ出演、舞台について具体的に説明しながら、ジャニーズの舞台が海外からみた日本文化の特色を意識して演出されており、つねに厳しい競争にさらされるシステムが、継続的に人気アイドルを生む背景にあることを明らかにした。一方で、SMAP解散が象徴するように、このシステムが将来的に、永遠に有効かどうかは疑問であるとの結論を提示している。 |
キーワード1 | ジャニーズ |
キーワード2 | アイドル |
キーワード3 | ブランディング |
キーワード4 | 舞台 |
キーワード5 | |
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