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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2008 |
ゼミ名 | 松村 彰 |
タイトル | 社会学的に見る温暖化論~なぜ人は「温暖化」を信じるのか |
内容 | 「地球は人間の出す二酸化炭素によって温暖化している」という説に対しては反対意見や懐疑論が発表されていますが、世間では温暖化論が常識であるかのように扱われています。そして懐疑論の存在はあまり知られることなく、「二酸化炭素の削減」が人類の至上命題であるかのような空気が出来上がっています。 私はその主な原因を、情報の錯綜や報道の偏りだと考え、いくつかの例を出してそれを実証しました。更にその情報の偏りが生じたのは「温暖化によって得する人および団体の存在」があったからだと考え、実際にどんな人が得をして、どんな人が損をしているのかを考察しました。 そしてそれらの状況がもたらす、もしくはもたらすであろう弊害について考察しました。また最後に少しだけ、我々はどう温暖化論と付き合うべきかを提言しました。 前半は説明の都合上理系寄りの話も出ますが、基本的に地球温暖化騒動は環境問題と言うよりも社会問題だ、というスタンスで書いています。 |
講評 | 当ゼミでは卒業論文のテーマの設定は、基本的には各自に任せています。毎年産業関係に直接関係のあるテーマの他に、政治、国際、社会、文化、スポーツなどさまざまな分野を扱った卒論があります。大学4年間の集大成としてあまり相応しくないものや、我々と馴染みのないかなりかけ離れたテーマ以外は、学生が自由に選んだ題材をそのまま認めています。今年は例年以上にバラエティに富んだタイトルが揃いました。ロシア経済、国際人事管理、地球温暖化、教育制度、プロ野球選手、芸人養成所などなど。 卒論は選んだ題材で優劣が決まるわけではありません。選んだ題材をもとに、問題提起が的確に示され、それを解明するため必要なデータと事実をもとに論理を展開する、そして自分の主張をまとめて結論に導く、これが論文のスタイルです。卒論で大切なのはオリジナリティです。自分の考えをあくまでも自分の言葉で表現することが大事です。こうした要素が整っているかどうかを採点基準にして、私は卒論を評価することにしています。 今年の卒論は、何とか論文の体裁は備えているものの、例年に比べると力作が少ないように思います。ユニークなタイトル(題材)が多かっただけに、もっと実証的分析に力を入れ、論理をきちんと組み立てれば、面白い論文ができたと思います。この卒論が文字通りの「卒業」ではなく、各自が新たなスタート台に立って、再び新たな「卒論」に取り組んで欲しいと願っています。 |
キーワード1 | 地球温暖化 |
キーワード2 | 二酸化炭素 |
キーワード3 | 情報操作 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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