詳細 | |
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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2017 |
ゼミ名 | 表 弘一郎 |
タイトル | 現代の個食化傾向がもたらす子どもへの影響と考察 |
内容 | 近年、共働き世帯の増加に伴い子どもの孤食化が深刻化されている。孤食の問題は子どもに関わらず若者、高齢者においても問題視されている。第一章では、日本の様々な価値変化として食・家族・学びの3点について検討していく。第二章では、どの年代でもわかりやすいファミリー向けのアニメから日本の食卓の変化や家族の変化について検討する。第三章では、近年取り上げられている子ども食堂について述べ、実際にボランティアとして参加した千里中央子ども食堂をはじめようの会での取り組みや今後の課題について述べる。まとめでは、未来ある若者の孤食に関する問題解決や今後の日本社会における改善点を述べる。 |
講評 | 2017年度の卒業論文では、9人のうち8人が一次資料を参照し、統計分析まで行なった方がいた点を高く評価したいと思います。聞き取り調査を行なった方のなかには、仮説の検証だけでなく、調査以前の思い込みの是正や思いがけない事実の発見、視野の拡がりなどを経験された方が複数おられ、学問上の意義が明確に読み取れると同時に、「現実」に対する執筆者の眼差しの変化をも感じ取ることができます。調査に際して、質問項目を十分に練り上げずに調査に臨んだ方もいましたが、調査を進めるなかで事柄の認識を新たにされた点は評価できます。 一貫性については、各章節の有機的な結合に若干の問題を抱える論文もあります。また、資料の適切な利用という点での客観性や形式性にやや問題を抱えている論文もありますが、総じて、数多くの文献を活用し、多様な観点から問題の考究を進めた論文が多数を占めた印象を抱いています。独創的で魅力的なテーマ設定をされた論文が多かった点も特筆すべきところですが、何より、魅力的ではあるものの検証が困難かと思われた仮説を慎重かつ真摯に追究された執筆者の皆さんの姿勢を最大限に高く評価したいと思います。 論文の魅力は、ほぼテーマ設定にかかっていると言っても過言ではありません。皆さんの論文テーマは多岐に渡りますが、その多様さが社会の現在の有り様と変容の可能性を如実に映し出しているように思います。 |
キーワード1 | 孤食 |
キーワード2 | 食育 |
キーワード3 | 共働き |
キーワード4 | 子ども食堂 |
キーワード5 | |
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