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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2008 |
ゼミ名 | 松村 彰 |
タイトル | 日系企業の海外人事管理における課題と対応策 |
内容 | グローバル化が急速に進んでいる中、多くの日本企業は積極的に海外進出を展開し、現地従業員の採用を増やしてきた。現在、海外に進出している日系企業においては、生産現場のブルーカラー労働者に限らず、営業、商品開発、人事管理、経営などさまざまなところで現地人従業員が自分の強みを生かし、活躍している。 しかし、言うまでもなく、異なる文化、価値観、言語を持っている従業員をまとめ、スムーズにビジネス活動を進めることは困難であり、海外人事管理システムは日本企業にとって業績を大きく左右する重要な要素だと言えるだろう。 本研究では、筆者は各政府省庁、研究機関が発表した報告書、データを基に分析し、更に聞き取り調査を加え、日本企業の海外進出、海外人事管理の現状や現場に存在する問題、課題の解明を試みた。人件費高騰、人材確保、教育訓練という三つの問題に対し、筆者は海外人事管理を三つの段階に分け、各段階における日本人派遣要員、現地人従業員、第三国従業員の選出、採用、教育訓練、評価などに関連する対応策をアプローチしてみた。 |
講評 | 当ゼミでは卒業論文のテーマの設定は、基本的には各自に任せています。毎年産業関係に直接関係のあるテーマの他に、政治、国際、社会、文化、スポーツなどさまざまな分野を扱った卒論があります。大学4年間の集大成としてあまり相応しくないものや、我々と馴染みのないかなりかけ離れたテーマ以外は、学生が自由に選んだ題材をそのまま認めています。今年は例年以上にバラエティに富んだタイトルが揃いました。ロシア経済、国際人事管理、地球温暖化、教育制度、プロ野球選手、芸人養成所などなど。 卒論は選んだ題材で優劣が決まるわけではありません。選んだ題材をもとに、問題提起が的確に示され、それを解明するため必要なデータと事実をもとに論理を展開する、そして自分の主張をまとめて結論に導く、これが論文のスタイルです。卒論で大切なのはオリジナリティです。自分の考えをあくまでも自分の言葉で表現することが大事です。こうした要素が整っているかどうかを採点基準にして、私は卒論を評価することにしています。 今年の卒論は、何とか論文の体裁は備えているものの、例年に比べると力作が少ないように思います。ユニークなタイトル(題材)が多かっただけに、もっと実証的分析に力を入れ、論理をきちんと組み立てれば、面白い論文ができたと思います。この卒論が文字通りの「卒業」ではなく、各自が新たなスタート台に立って、再び新たな「卒論」に取り組んで欲しいと願っています。 |
キーワード1 | 海外進出 |
キーワード2 | 人事管理 |
キーワード3 | 教育訓練 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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