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学科 産業関係学科
年度 2008
ゼミ名 三山 雅子
タイトル 増加する過労死と防止策
内容 近年、残業時間を少なくして、趣味や家族と過ごす時間、休息の時間を十分に取れるいわゆる仕事と生活のバランスの取れた働き方が関心を集めている。その結果、時短やワークライフバランスを推進する企業が増えている。しかしその一方で、過労死の請求件数は年々増加の一途をたどり、昨年の過労死請求件数は過去最高を記録している。さらに過労をきっかけに精神障害や過労自殺をする労働者はすさまじい勢いで増加し、自殺者は3万人といわれている。このような深刻な過労死、過労自殺の背景にあるものは、何だろうか。本稿は、日本の長時間労働の実態をみつめ、日本の労働現場で常態化しているサービス残業や、その原因の一つと考えられる業務量の多さの現状把握を目指す。そして、過労死をこれ以上増やさないために、具体的に企業と国、また個人にもできることは何かを考える。分析の結果明らかとなった過労死の大量存在が示していることは、労働時間や労働環境の管理の必要性であり、労働環境の「改善努力」ではなく、改善を義務化することの必要性である。
講評 日本社会を脅かしている過労死に対して、様々な資料を駆使して迫ろうとする意気込みは評価しうるものである。
キーワード1 過労死請求件数
キーワード2 長時間労働
キーワード3 過労死防止策
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