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学科 産業関係学科
年度 2017
ゼミ名 寺井 基博
タイトル 日本製造業グローバル化への課題
内容 本論文では、日本と欧米での生産労働者の理解について比較し、そのうえで双方の雇用関係についてまとめている。そのうえで日本製造業が直面しているグローバル化への糸口を見つけたいと思う。
まず、マースデンをはじめとした欧米の視点で生産労働者から学ぶ日本雇用の記述をまとめ、次にそこで欠落していた「仕事論」をふまえて、石田光男の「仕事の社会科学」「日本の賃金の特性」を理解し、日本の雇用関係を欧米との差異を明らかにしながら記述している。最後に、日本の雇用関係を明確に記述することは非常に難しく、さらに日本式の生産現場マネジメントは非常に移転しがたき異質なものであったということが分かった。日本では当たり前に機能しているPDCAサイクルが海外ではうまくまわらないこと、これが当たり前であるという認識を改めて得たのである。これらの理解を踏まえ、「グローバル人材」の育成が課題であると考え、これに対する改善方法を記述している。
講評 本論文は、日本の製造業がグローバ経営を展開する上での課題について、生産現場のマネジメントの独自性を海外に移転する際に伴う困難を整理した論考である。先行文献を読み込んで自ら理解した内容を再構築した地道な努力を評価したい。
キーワード1 リーン生産方式
キーワード2 査定
キーワード3 やる気
キーワード4 部門業績管理
キーワード5  
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