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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2017 |
ゼミ名 | 寺井 基博 |
タイトル | 日本人は何故一生懸命働くのか-帰属意識と公平観- |
内容 | 本論文では、日本型と欧米型とで制度比較を行った上で、個々によって異なる日本人の意識、主に帰属意識と公平観について捉えた後、日本人の性格と制度が互いにどのように影響しあっているのかを考えることにより、何故日本人は一生懸命働くのかという問いに答えている。 様々な日本人の意識で個人の自己コントロールを自我ではなく組織が奪ってしまうという認識がある。しかし日本人が作った制度には個人の考えを受け入れる制度や業務の与え方が存在していた。また評価される対象もすでに形成された意識の中で結果と過程の二つとなっていた。これらについては日本の制度的視点から客観視している。 結果として「日本人だから」という答えにたどり着いた。組織に所属していることを自覚し肯定的にその一員であるという意識をここでは帰属意識としている。公平観とは同じように評価することとしている。この二点において日本人の特徴が現れていた。この特徴は日本人によって作られた制度により形成されたものである。またこの制度も日本人によって作られたものである。制度と意識は強く結びついているものであった。 |
講評 | 本論文は、4年間の学びの集大成として、日本企業の働き方について理解を深めたいという筆者の熱意と努力の跡が伺われる秀作である。地道な文献レビューの積み重ねが光る。 |
キーワード1 | 日本人 |
キーワード2 | 帰属意識 |
キーワード3 | 公平 |
キーワード4 | 自己 |
キーワード5 | 過程 |
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