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学科 教育文化学科
年度 2017
ゼミ名 沖田 行司
タイトル 剣道における人間形成力ー剣道を通して学ぶものー
内容 私は卒業論文のテーマ「剣道における人間形成力ー剣道を通して学ぶものー」を三章に分けて論じた。第一章では、剣道と精神修養問題について取り上げる。剣道の理念や心構え、そして前途の関りについて触れ、技術よりも内面(心の問題)を中心に見ていき、人間形成にどう影響を与えているのか研究をしていく。第二章では、江戸時代の初期に著作された剣道のバイブル的な書として伝えられている、宮本武蔵の『五輪書』、柳生宗
講評 今年度のゼミ生は卒業論文〈20,000字〉が12名で、卒業研究〈10,000字〉が7名の計19名である。卒業論文を選択した学生は毎週演習の時間に指導していたので、それ程問題はなかったが、卒業研究を選んだ学生は指導がないままに11月を迎えた。そのほとんどが論文の体裁をなしていなかった。参考文献から無断借用したものも見られ、書き直しをしてもらった。字数さえ満たせばいいと思っていた学生には大きな衝撃であったと思う。結局、11月ごろから毎日PC持参で研究室に来てもらい、資料を読んで考えていただき、また質問に応じるという作業をおこなった。その成果もあって、提出日の前日には全員が論文を完成することができた。
私は論文指導を通して、はじめて学生と向かい合うことができると考えている。中には「先生よく勉強してはるな」と学生からお褒めの言葉をいただくこともあった。しかし、それはよく勉強した学生だからこそ、その言葉が出てくると思う。むしろ学生を褒めるしかないのである。体育会に所属する学生が多いのも私のゼミの特質であるが、私は論文作成において、一切妥協はしない。玉石混交ではあったが、全員が努力して立派な論文を書き上げたことに敬意を表したい。
キーワード1 剣と禅
キーワード2 オリンピック
キーワード3 術から剣
キーワード4 武道の概念
キーワード5 人間形成
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