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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2008 |
ゼミ名 | 三山 雅子 |
タイトル | コンテンツ産業の振興よる労働環境の変化について |
内容 | 日本のリーディング産業が変わり始めている。戦後日本経済を牽引してきた産業といえば重厚長大、精密機器産業など、いわゆる「モノづくり」産業が中心であった。しかし近年、日本のコンテンツは「クール・ジャパン」と呼ばれ、世界中から高い評価を得ている。この流れを汲むように、2000年頃から日本では、コンテンツ産業が世界の市場に及ぼす高い文化浸透力を認め、コンテンツ産業がさらなる飛躍を遂げるために、コンテンツ立国を目指す指針を公表している。だが、行政のこのようなコンテンツ産業の振興政策に反して、コンテンツを生み出すクリエーターたちの多くは、恵まれた労働環境で働いているとはいえず、その多くが劣悪な労働環境に身を置いている現実がある。 そこで本稿では、日本のコンテンツ産業が日本の、そして世界のリーディングインダストリーになるための施策について、コンテンツ産業の現状を考察しながら、検討していく。そのなかでも、これからのコンテンツ産業振興のために希求される労働環境に関して重きをおき、特に、労働者側からの強い意志(働きかけ)によって実現されていく労働環境の改善・向上の施策について、いくつかの具体案を示していく。 |
講評 | 今社会の耳目を集めているコンテンツ産業について、その内容ではなく、内容を作り出す労働者に焦点をあてるという分析視角はオリジナリティあふれるものであり、分析視角自体が優れている。 |
キーワード1 | コンテンツ産業 |
キーワード2 | 労働環境 |
キーワード3 | 労使交渉 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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