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学科 教育文化学科
年度 2017
ゼミ名 沖田 行司
タイトル 相撲の教育文化的研究
内容 相撲は日本の伝統的な国技であり、今もなお多くの人々に愛されている。相撲の歴史は長く『古事記』や『日本書紀』に描かれたものが相撲の起源とされている。近年、外国人力士が多く在籍し力を誇示してきた。しかし外国人力士による大麻問題や暴力問題など不祥事も後を絶たない。相撲は時代の変化や問題に揺れ動きながらも多くの人々に支えられ、なくなることなく絶大な人気を誇ってきた。明治時代に大相撲と呼ばれるプロ集団とは別に社会人や学生が所属しているアマチュア相撲が始まった。学生相撲は大相撲よりも人気がある時代もあった。しかし今日、アマチュア相撲は衰退の一途を辿っている。平成二十四年度から『武道必修化』が完全実施され、相撲が選択肢の一つとなった。この『武道必修化』が長い歴史をもつ相撲の今後の発展に役立つのか、また衰退を食い止める鍵になるのかを明らかにしたい。この卒業論文が、相撲の発展に少しでも役立つことができれば幸いである。
講評 今年度のゼミ生は卒業論文〈20,000字〉が12名で、卒業研究〈10,000字〉が7名の計19名である。卒業論文を選択した学生は毎週演習の時間に指導していたので、それ程問題はなかったが、卒業研究を選んだ学生は指導がないままに11月を迎えた。そのほとんどが論文の体裁をなしていなかった。参考文献から無断借用したものも見られ、書き直しをしてもらった。字数さえ満たせばいいと思っていた学生には大きな衝撃であったと思う。結局、11月ごろから毎日PC持参で研究室に来てもらい、資料を読んで考えていただき、また質問に応じるという作業をおこなった。その成果もあって、提出日の前日には全員が論文を完成することができた。
私は論文指導を通して、はじめて学生と向かい合うことができると考えている。中には「先生よく勉強してはるな」と学生からお褒めの言葉をいただくこともあった。しかし、それはよく勉強した学生だからこそ、その言葉が出てくると思う。むしろ学生を褒めるしかないのである。体育会に所属する学生が多いのも私のゼミの特質であるが、私は論文作成において、一切妥協はしない。玉石混交ではあったが、全員が努力して立派な論文を書き上げたことに敬意を表したい。
キーワード1 相撲
キーワード2 武道必修化
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